紙切りについて
紙切りと言うのは下書きなどせずに直接紙をはさみで切っていって形にする、という演芸なんですけど、何故これを始めたかと言うと、小学2年生の頃、ある算数の授業で、図形について学ぶ時に「折紙を折って、もう半分に折って、この角度で切って開くとこんな図形になりますよ」みたいな回があったわけで、それで授業が終わった後の休み時間も「面白いな」と思ってチョキチョキ切ってたのが、おそらく出会いでしょう。
それからの数年は、紙切りでモンスターを作って、それを戦い合わせて遊んでました。モンスターというのはキャラクターです。、本来紙切りは「~している人」という場面や情景を切ることが多いんですが、子供の頃の経験を引きずって僕はいまだに場面を切るのが苦手でキャラクターを切るのが好きです。
それからまた数年はほとんど紙切りをしない期間が続きます。その後大学の半ばごろに再開して、真面目にやり始めました。今に至る。終。
略歴としては以上なんですが、紙切りというジャンルがいまどんな場で活躍してるかと言うと、やはり演芸場です。伝統芸能としての紙切りです。この場合の紙切りは、大勢のお客さんと広い会場の中での紙切りなので、大きな紙で、分かりやすいシルエットを切る、になります。
この「大勢のお客さんと広い会場の中」という要素をマジックに例えると、それはいわゆる引田天功的な”ショー”マジックになります。しかしマジックにはそれ以外にも、少人数の目の前でやるテーブルマジックがメジャーなものとしてあります。
でも紙切りは少人数の前でやる(近くで見てもらえるという事は細部に凝れるということ)演芸は、ほとんど未発達です。
そこに紙切りの未来を感じています。頑張ります。終わり。